「完全無添加のお香」を探している方が最後にたどり着く事実。それは、天然のお香であっても、その多くに「タブ粉」という木の皮の粉末が使われているということです。
タブ粉(椨粉)の役割とは
お香を作る際、香木やハーブの粉末だけでは水で練っても固まりません。そこで、接着剤(つなぎ)の役割として古くから使われているのが「タブノキ」の樹皮を粉末にした「タブ粉」です。水を加えると粘り気が出るため、お香をスティック状に成形するためには欠かせない素材とされてきました。
天然素材であっても「香り」を持つ
タブ粉は化学物質ではなく、立派な天然素材です。しかし、タブ粉自体にもわずかに「木が燃える匂い」が存在します。白檀(サンダルウッド)や沈香など、希少で繊細な香木の香りを極限までピュアに引き出そうとしたとき、このタブ粉の匂いすらも雑味(不純物)となってしまうのです。
究極の透明感:クリスタルパウダーへの到達
私たちCrystal Incenseは、この「つなぎの匂い」を完全にゼロにするため、タブ粉の使用を一切やめました。代わりに採用したのが、無味無臭の「水晶(クリスタル)パウダー」です。
天然石である水晶を極限まで細かく粉砕し、純水だけで練り上げる。この製造方法は非常に難易度が高く、量産には向いていません。しかし、タブ粉を排除したことで、香木そのものが持つ「究極の透明感」と「ピュアな香り」をそのまま空間に届けることが可能になりました。
真の天然志向の方へ
頭が痛くなるような合成香料はもちろん、天然の接着剤の匂いすらも削ぎ落とした、限りなく純粋な祈りと癒しの香り。それが私たちが辿り着いた、天然薫料のひとつの究極の形です。